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後発でも零細でも、一気にトップに駆け上がるための戦略とは?

私(ら)のような吹けば飛ぶような零細なスモールビジネスや、後発組でスタートした人たちでも、大手と戦いうるシンプルな戦略があるんですよ。しかも、恐らくは誰でもできる戦い方。

誰でもできるジャストシステム的戦略とは?

あなたはジャストシステム社の「一太郎」というワープロソフトをご存じでしょうか?
知ってる方は、私と同世代(アラフィフ)以上でしょうか。(笑)
 
今となってはビジネスの世界には影も形も見られなくなりましたが、あのソフトは一時期、ワープロソフトのシェアナンバーワンに躍り出ました。
 
ひいき目に見ても、質の良くないソフトでした。誰がどう見ても3流だったのに、です。
 
実は、私はその一太郎のビジネス戦略を真似て、速読講座をスタートし(公務員からの起業でしたが)、初年度から年商1200万を達成しました。
 
同じ事を、私のビジネスの師である石原明氏もなさっていたそうで。
それが大ベストセラー『営業マンは断ることをおぼえなさい』を生み、ビジネス界に多大な影響を与えたという事実を知り、この戦略の破壊力の大きさをあらためて認識したものです。
 
 
そして、2009年。
 
ある一冊の本が大ベストセラーになりました。
  
週刊ダイヤモンドから東洋経済などなどあらゆるビジネス誌が、これを特集し続けたのですが…。
 
そこに書かれていた戦略こそ、今回のブログのテーマなのですよ。

それらに共通する戦略とは?

さて、その戦略とは何でしょう?
 
もう少し実例を。
 
今、音声/音楽ファイルのデファクトスタンダードとなったmp3。mp3の開発者は、その戦略をえげつない形でビッグビジネスにして大成功を収めています。
 
もう1つ。この戦略を、スマートな、驚くべき方法でやってのけているのが、かの有名な「いらすとや」さん。
 
どちらも、もうすっかり日常生活の中に入ってきていますよね。
もう、お分かりでしょうか。
 
そう。その戦略とは「フリーミアム戦略」。
 
その本とは『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』(クリス・アンダーソン著)。

 
恐らく、この表紙を憶えていない人はいないのではないでしょうか。

一太郎のフリーミアム戦略

一太郎は、ワープロの機能こそ3流でしたが、当時、フロッピーディスクで販売されていたソフトウェアにコピー防止機能が付いていなかったのです。
当時はワープロソフトが数万円から10万円。この高額な商品を窃盗(違法コピー)から守るために、ガチガチのコピー防止機能を仕込んでいたものです。
 
でも、一太郎だけコピー防止機能がなかった。
 
すると?
 
いつのまにか、役所も学校も一般企業も一太郎が蔓延していたのです。
このコピーフリー戦略を意図的に仕組んだのか、単に技術力がなかっただけなのかは不明です。でも結果として、ジャストシステムはそのお陰で市場を取れたわけです。
 
立派なフリーミアム戦略(の亜流)といっていいでしょうね。
 
実際、いつしか、誰もが一太郎なしでは仕事にならない状態になっており、その後、大幅なバージョンアップによりフロッピーディスク30枚のプログラムとなり、しかもコピーガードがかけられた結果、ちゃんと売り上げも大幅アップでています。

その後、Microsoftが仕掛けた「一太郎からの乗り換えキャンペーン」で撃沈した歴史は、Windows 3.1/95経験者なら皆様ご存じの通り。

SRR寺田式フリーミアム戦略

それを真似たのが、私。

デジタルコンテンツはコピーされるものだ。

この前提こそが、私のビジネス戦略の基本です。
 
普通の速読教室が数万円で販売しているものより高機能な速読トレーニングソフトを、フリーソフトとしてリリースしました。
毎日、100件を越える数でダウンロードされ、年間で3万数千のソフトウェアユーザーが増えていきました。それが話題になって、読売新聞(全国紙)の日曜日書評コーナーのコラムで紹介されるまでに!
 
フリーソフトの上位版を使いたい人には、パスワードと詳細なマニュアル(カラー印刷した手作りマニュアル)を45,000円で販売しておりました。月に約3,000人がフリー版を利用し、そのうち20人前後(率にして0.6%前後)の人が45,000円のソフトを購入してくれました。
 
それとは別ですが、2008年には、YouTubeにアップロードした速読ノウハウ動画が2日で8万回を越える再生となり(YouTubeのトップページに紹介されておりました)、広く認知してもらうきっかけにもなりました。

無料をどう武器にするか?

今の時代、もはや「無料オファー」は、ビジネスの世界では完全に当たり前のものになっています。
ポッドキャスト、YouTube、ブログ…無料で手に入らないものはないのではないか?というレベルです。
 
弱小零細、後発組がメジャーデビューを果たそうと思うなら、この戦略をとらない理由はありません!
 
ビジネスで一番難しいのは、「人に認知してもらう」ってこと。それが実現できてから、キャッシュポイントを工夫して作ればいいんです。
 
ただ、注意が必要です。
 
無料は魅力的だけど、無料だからといって必ずしも魅力的だとはいえないわけです。
あくまで、誰かにとって価値があると思えるものでなければならないのです。
 
なので、この本に書かれているポイントを十分に理解し、ビジネスモデルとしての展開の仕方を十分に理解した上で、フリーミアムなオファーを公開していきましょう。
 
なにしろ、この本は、あなたのビジネス(アフィリエイトなどもね!)大激変するヒント満載ですよ。v(^^*

ただし、注意が必要ですよ!

“フリーミアムなオファー”と”キャッシュポイント”の区別はしっかり付けましょう。
 
フリーミアム戦略は、あくまで「あなた自身をプロモーションする」場合の話です。フリーミアム戦略で認知された後にキャッシュを回収する」場合は完全に別のお話であることは当然のこと。
 
例えば、アフィリエイトで商品を売りたい場合、とりわけ書籍を売りたい場合は、ノウハウを盛り込みすぎるのはNG。
その記事を読んだ人は、それだけで満足してしまいますから。(そもそも、書籍の内容を整理して、自分のコンテンツとして書くのは”翻案”と呼ばれる著作権侵害です。ご注意あれ。)
 
その場合は、読む人の悩みに共感を示し、この本・商品がその人の悩みを解消するものを伝えた上で、それで自分や自分のクライアントがどういうすごい成果を手に入れたかを語ります。
つまり、起点と終点の魅力だけをつたえて、「この2点をつなぐノウハウは、この本(商品)にあります!」と訴えるわけです。
 
さらに、その本(商品)の効果的な使い方を伝えて、それを使って成果を手に入れているイメージを描いてワクワクしてもらいましょう。(^^)

読書会では、さらに深く意見交換をしていきます!

この本を十分に理解したら、あるいは何かしらの疑問が残ったら、ぜひ読書会に参加して、その意見をシェアしてみてください。シェアした分だけ、価値ある情報や意見がリターンとして戻ってきます。

  • 何を、どのレベルで提供したらいいか?
  • あなたと紐付けるために、何を鍵として仕込めばいいか?
  • 魅力的なフリーミアムオファーを、その後のキャッシュにつなぐために、絶対にはずしたらだめなポイントは何か?
  • フリーミアムなオファーをビジネスモデルに組み込むためにはどんな戦略がいるのか?
  • あなたのフリーミアムが、あなたのビジネスを強くし、同時にライバルを蹴散らすパワーを持たせるために何が必要なのか?

 
そんなことを語り合いましょう。
ファシリテーターは、フリーミアム戦略で公務員からの起業で18年間、売り上げを右肩上がりにアップし続けた私、寺田が努めます。
 
オンラインでの参加をご希望の方は、このブログのコメント欄に自由に書き込んでください。誰かの書き込みへのコメントも、ぜひ積極的に。
 
Twitterでやりとりをしたい場合には、ハッシュタグ「#フリーミアム戦略」を添えて、寺田にメンションしてください。

というわけで、この本は2019年09月の「自分プロモーション読書会」の課題図書にしちゃいます。
リアル読書会開催は2019年9月21日(土)13:00から、ことのばにて。
あなたのご参加をお待ちしております!
 
なお、リアル読書会への参加をご希望の方はTwitterで意思表示をしていただくか(DMでOKです)、facebookのイベントで参加表明をしてください。
facebookイベント

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