
マーケティングのキモは、商品の「よさ」の伝え方
僕らフリーランスは、「自分が商品!」と信じています。
そして、多くの場合、何か「私はこれが強みだ!」と思うものがあるんですね。
じゃないと独立しないわけです…
(私の場合は、勢いと事故が重なって…ですが…)
そして、自信を持って「自分」という商品を売ろうとするわけですが、
なぜか売れない…orz
商品を磨くのに一生懸命。でも…(汗)
自分が商品だって思うから、
みんな商品作りに必死になります。
んで、商売の基本というか、
消費者の心理を見失うわけですよ。
消費者は「いい商品」を買うわけではないんですよね。
基本的に。
良さそうに見える、思える商品を買うわけですよ。
売上は「マーケティング」でできている
ビジネス(の売上)を作るのは「商品力」×「マーケティング」の掛け算。
基本的に売り上げってのは
マーケティングで作るものって考えた方がいい。
そして、マーケティングの一番キモになるのが、
「よさそうに見せる」ことなんです。
魅力的に見えるから、
通りすがりの人が足を止めて、見てくれるし、
期待値を上げて、高い値段を払ってくださるんです。
「よさそうに見せる」パッケージ作りを!
実際、商品の良さは買ってみないと分かりません。
だから、その商品の良さを、いかにして表に出して、
良さそうに見せるか、なんです。
その商品(あなた)が、誰の、どんな悩みを解消するのに、
どれくらい有益かってことを明確に見せるぞ、と。
まさに「パッケージ作り」なんです。
例えば「鼻セレブ」が売れたのは…
ネピアの「鼻セレブ」といえば、ティッシュの大ヒット商品。
ですが…
実は、あの商品、何年もの間「鳴かず飛ばず」だったんですよね。(^^;
昔はシンプルなブルーのパッケージに、
シンプルな商品名「モイスチャーティシュ」って
書いてあっただけ。
商品の価値は変わってない。
変わったのはパッケージ。
かわいらしいし、「かわいいお鼻」も大事にできそう!
…に見えるんですよね。
そこが重要なんです。
パッケージはどう作るのか?
じゃ、その「よさそうに」って何?って話ですよね。
それは、
- 一見して、その価値が分かる
- 目を引いて、「何それ?」と思ってもらえる
- 自分の欲望・願望をピシャリと言い当てている(気がする)
そんなこと。
そして、具体的にいうと…
商品の「お客様にとっての価値」を説明すること
薬にどんな成分が入っているか、くどくど説明されても困りますよね?
読んでも分からないし。
「で、私の、この症状に効くの?」それが知りたいんです。
それが「お客様にとっての価値」なんです。
商品のネーミングやキャッチコピーで伝える
ヒットする商品は、ネーミングやキャッチコピーで広がります。
小林製薬の消費名なんて、ドストレートに分かりやすいと思いますよね?(^^)
デザイン、包装など、価値が上がるように飾る
先の「鼻セレブ」もこれですよね。
チョコレートだって、味の違いは分からなくても、
GODIVAの箱に入っていたら、おいしそうに思えますし。
ウイスキーならナポレオンのボトル…?
比喩としての「パッケージ」の中には、
こういうリアルなパッケージも含まれるわけです。
その中で、何が一番大事?
その中で何が一番大事?って聞かれたら、
断然「言葉です」と答えます。
断言します。
だって、言葉が相手の脳みそを動かし、
相手の心を動かすんですから。
デザインの価値(値段)だって、
その意図やコンセプトを語る言葉で決まるといっていいんです。
「売れる言葉創り」の方法を学べる名著あり!
商品を売るための言葉を生み出したい方は、
このマーケティングの古典『アイデアのつくり方』を読んでみてください。
売れる商品(の広告)を作るためには
どんな作業が必要なのか?
どういう手順で「売れるアイディアを生み出す」のか?
その具体的な原理と方法が丁寧に解説された良書。
たった60pくらいの薄い本ですが、
バイブルとして手元に置いておく価値がある本です!
さて、売れてないあなたの商品。(あるいは、「あなた」。)
どういうコンセプト、どういう説明、どういう効能書きで包んだら、
魅力的な商品になりそうですか?
ぜひ、商品の中身(contents)作りに励む以上の
エネルギーを、コンセプト(concept)作りに投じましょうね。(^^*
この記事へのコメントはありません。