ブログ発信を成功させるために熟考すべき、たった1つの鍵とは?
今、フリーランスの方のための
ブログ発信のサポートや、
コピーライティングなど、
マーケティングのお手伝いをしています。
時にはビジネスモデルそのものを考えるお手伝いもしますが、
基本的に、マーケティングのお手伝いです。
まぁ、どちらにしても、考えるべきことは同じなんですけどね。
マーケティングとは…
マーケティングって、シンプルに言ってしまうと、
「誰の、どんな悩みを解消して差し上げるのか?」
について、明確にうたうこと。
商品の紹介ページを作るのも、
名刺を作るのも、
ブログの記事を書くのも、
結局は同じことなんです。
- 受け手は誰?
- その人は、どんな悩みを持っているの?
- その人の悩みは、どんな瞬間に強く現れるの?
- その人に、どうなって欲しいの?
相手の悩みに、いかに共感できるか、
そこがマーケティング、ブログ発信の出発点です。
共感の上に、オファーを提案しよう
相手の悩みへの共感を示した上で、
それに対して、自分はどんな価値、どんな強みを持って
解決策を提案できるのか?
2000年の昔、アリストテレスが『弁論術』という書の中で、
プレゼンテーション成功の鍵を3つ挙げています。
- エトス:相手に自分がどう見えるかとうこと
- パトス:相手の悩み、気持ちに共感すること
- ロゴス:論理的に分かりやすく語ること
エトスは一種のポジショニングと考えていいでしょう。
どんなあなたが語っているのか、ですね。
その上で、相手の悩みに共感し、そこを切り口に想いを伝えよう、と。
オファーを作る上で、徹底的に熟慮すべきこと
だから、ブログ発信を考える上で、
つまりは、お客様にファンになってもらえるコンセプトを設計する上で、
徹底的に考えるべきは、たった1つ。
誰のどんな悩みに、どう応えたいのか?
それだけなんですね。
そこが明確な言葉、しかもその相手が使っている言葉で
表現できたら、刺さるメッセージが出来るってわけ。
ブログ記事を書いていると、
ついつい知識とかノウハウを語りがちになります。
それは悪くないんですが、
ちゃんと「誰のどんな悩みに対して?」ということを
考え続ける癖を持っておきたいものです。
ドラッカー著『プロフェッショナルの条件』に…
最後に、ドラッカー著『プロフェッショナルの条件』に出てくる
エピソードをご紹介して終わることにします。
ぜひ、心に留め置いてください!
(ある出版部長が退職して、後任が起用されて…)
そのおかげで、広報誌は洗練された。
ところが、主たる読者だった外部の科学者達は読まなくなった。
「前の出版部長はわれわれのために書いてくれたが、
新しい部長はわれわれに向けて書いている」といった。
── 『プロフェッショナルの条件』 P.85より
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