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魅力的なビジネスプロフィールを生む3要素とは?

フリーランスが、自分の商品価値を高めるために
「プロフィールを作り込む」ことは重要です。
 
同じ事を発信しても、「なるほど」と言ってもらえるか、
「お前がいうな」と言われてしまうかは、
その人のプロフィールにかかってきます。

メディア関係者はプロフィールを読んで、取材対象を絞っている

「この人、信頼できるのかな?」ということを確認するために、
プロフィールを読むという人は多いものです。
 
これがメディア関係者の取材の場合であれば、
間違いなくプロフィールでフィルターがかかってしまいます。
 
プロフィールをしっかりと作り込めば、
ブログやツイッターの発信とセットで、
メディアの取材を受ける可能性が上がります。
 
過去に、起業して半年ほどの若者のプロフィール作りをしたのですが、
彼は、その1ヶ月後に、読売新聞の地方欄に取材記事が掲載されました。
 
名刺交換をした後、「HPのプロフィールを読んで興味を持った」とのこと。
 
こういう例ってすごく多くて、私自身もプロフィールを作り直して3ヶ月後に、
ゆうこりんの番組への出演オファーと、
大手出版社から出版のオファーをいただきました。
(それまで何のオファーももらったことがなかったのに!)

プロフィールに盛り込むべき3要素とは?

プロフィールというのは、アリストテレスが唱えた、
効果的なプレゼンテーションのための3要素(エトス・パトス・ロゴス)のうち、
エトスに関わります。
 
「相手に対する印象」の要素ですね。(^^)
 
だから、相手にどう見てもらいたいかを明確に設定して
プロフィールを作らなければなりません。
 
そこに盛り込むべき要素は、簡単にいうと次の3つ。

  • 1.現在のポジション
  • 2.そのポジションが正当であることを示す過去の実績
  • 3.価値観・ビジョンなど目指す未来

要するに、過去・現在・未来を貫く一本の軸を作るわけですね。
 
もう少し、各要素について説明しますと…

1.現在のポジション

自分の強み、他者との差異(差別化ポイント)を
シンプルなキャッチフレーズにして表現したいところです。
 
もちろん、「何ができるか」ではなく「あなたに何を提供できるか?」
というベネフィットの観点で表現できていなければなりませんね。

■例
経営日報の赤ペン指導で売り上げを倍増させる
地方零細専門経営コンサルタント

2.そのポジションが正当であることを示す過去の実績

いいキャッチーフレーズができたら、
「それが本当である」ことを示す事実を用意します。
 
例えば「凄腕コンサルタント」を名乗るなら、
どういう企業を相手にどういう業績アップを実現させたかとか。
 
上のコンサルタントの例だとこんな感じ。

高校卒業後、零細飲食店に入社。集客を担当し来店数10倍、客単価2倍を実現。 その後、勤務した大手アパレルチェーンでは、販売員として全国トップテンに入る業績を上げる。 その営業・販売の実績を買われ、零細企業の創業、事業立て直し支援事業に従事。

できるだけスケールの大きな事実を書きましょう。
なければ、小さくてもいいから「すごい!」と思えることを。
 
こんなことを書いてしまった残念な例を見かけたことがあります…

高校時代は英語の校内偏差値80を記録。

高校時代の校内偏差値を威張られても…(汗)
 
こんなスケールの小さいことを書いてしまうと、
読み手は「きっとこれ以上の実績がないんだろうな」って
思ってしまいます。(ま、事実そうなんでしょうけど。)
 
あるいは、あなたのファンになるであろう人たちが、
共感を覚えてくれそうな失敗経験、挫折経験を語ってもいいですよね。
 
あなたがどんな経験をしてきた人だったら、
「この人なら任せられる(付いていきたい)」と思ってくれるか、
じっくり考えてみてください。

3.価値観・ビジョンなど目指す未来

過去から積み上げてきた実績と、現在のポジショニング。
そこにたって、あなたがどこを目指しているのか?
そういう、あなたの目指す世界、求めている理想を
シンプルに書きたいところです。
 
座右の銘でもいいでしょうね。
 
もちろん、言うのはタダ。
それを信用に値するものにするために、
「そのために、こんな活動をしています」的なことを
証拠として書かなければなりませんよ。

天空の星座のように、見せたいあなたを描く

あなたはいろんなことができる人だし、してきた人です。
でも、それを羅列したらフォーカスがぼやけてしまいます。
 
天空の星々の中で、特に目立つものだけを
線で結んで星座を作るように、
見せたいあなたが浮かび上がるように、
必要十分な事実をピックアップして、
上手に言葉にしていきましょう。

状況が変わればプロフィールを変えていい

あなたが何屋として発信しようとしているのか、
その前提を作るのが、このプロフィール。
 
ということは、ビジネスの場面によって変えてもいいわけです。
というより、変えた方が自然ですよね。
 
私も「速読指導者」として発信するときと、
「学習教室指導者」として発信するときとでは、
プロフィールを変えています。

長さ(文字数)はどれくらい?

これといって決まった分量があるわけではありません。
しかし、書籍に掲載されるプロフィールの文字数や、
一般論として「読んでいて疲れない」と考えると、
300から400文字が妥当なところかと。

まとめ!

プロフィールを変えるだけで取材が来たり、
仕事が舞い込んできたりするものです。
 
またプロフィールを作るために自分史を掘り起こして行く作業と、
キャッチフレーズを作るために自分の強みや差別化要素(USP)を
探していく作業は、ビジネスのコンセプト作りに直結します。
 
ぜひ、じっくり時間をかけて取り組んでみてください!

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